角田光代著 「彼女のこんだて帖」
06年9月1日発売
B5判変型144ページ オールカラー
定価 1,540円(税抜1,400円)
発行 ベターホーム出版局
表紙イラスト 魚喃キリコ
ドラマ化されました
・2012月8月 NHK BSプレミアム「たべものがたり 彼女のこんだて帖」放送
・2013年2月~毎週日曜 NHK BSプレミアム「たべものがたり 彼女のこんだて帖」
紹介されました
朝日新聞 毎日新聞 北海道新聞 京都新聞
シュプール アンアン ヴァンテーヌ 栄養と料理
流行通信 オレンジページ など
 無骨な男が亡き妻を想いながら作る豚柳川、働きながらひとり子育てをした母が思わず涙したかぼちゃの宝蒸し、恋の痛手をなぐさめたラムのハーブ焼き‥‥
物語のキーポイントは「料理」。
短編小説の名手、角田光代が開いた新しい小説世界「彼女のこんだて帖」は涙あり、笑いあり、そしてふと胸つまるときもある傑作短編集。
「料理っていいな」と、きっと元気づけられるはず。
読者カードから
●この本の特徴は「小説+料理」です
角田光代が小説中に巧みに、鮮やかに描いた料理。その料理のレシピをベターホームが再現して、小説と合わせて掲載しました。小説で感動したら、さっそくその料理を作って味わってみることができる、2度楽しめる画期的な本です。
登場する料理
・ラム肉のハーブ焼き ・野菜と生ハム、パルミジャーノのサラダ
・そら豆のスープ ・中華ちまき ・ミートボール入りシチュー
・かぼちゃの宝蒸し ・梅干しとぬか漬け
・タイ料理5品 (タイ風焼きそば・タイ風さつまあげ・はるさめサラダ・タイ風オムレツ・春巻きスティック)
・ピザ ・手打ちうどんとさぬき風かけうどん ・まつたけごはん
・スノーパフ ・豚柳川
・ぎょうざ鍋と手作りぎょうざ ・あじといかの一夜干し
・糖尿病予防の料理3品 (たらとほうれんそうのグラタン・きのこマーボー・春菊とほたてのスープ)
・五目ちらし ・菜の花とささみのからしあえ ・はまぐりのおすいもの
(計28品)
●15編の珠玉の短編。そしてエッセイも
月刊ベターホームで05年4月から06年3月まで掲載した12の短編は
連載中から大変好評でした。単行本化にあたり新たに3つの小説が加わりました。
また、あとがきのかわりに、エッセイがひとつ。
実は角田さんの亡くなられたお母さんはベターホームのお料理教室の受講生だったのです!
どんな受講生だったのでしょう? お母さんの思い出話は感動的です。
| 
|
●角田光代さんについて
現在、注目の作家。特に若い女性に人気です
多くの受賞歴からもわかるように、現在、気鋭の小説家。特に20~30代の女性に人気があります。
1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。
90年「幸福な遊戯」で「海燕」新人文学賞を受賞しデビュー。
96年「まどろむ夜のUFO」で野間文芸新人賞、
98年「ぼくはきみのおにいさん」で坪田譲治文学賞、
「キッドナップ・ツアー」で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、
2000年路傍の石文学賞を受賞。
2003年「空中庭園」で婦人公論文芸賞を受賞。
2005年「対岸の彼女」で第132回直木賞。
2006年「ロック母」で村上春樹、桐野夏生など他の候補を抑えて川端康成文学賞*を受賞。
2007年「八日目の蝉」で第2回中央公論文芸賞を受賞。
2012年「紙の月」で柴田錬三郎賞、「かなたの子」で泉鏡花賞を受賞。
*川端康成文学賞 川端康成のノーベル文学賞賞金を基金とする。 前年度の最も完成度の高い短編小説に贈られる。 これまでの主な受賞者は、佐多稲子 水上勉 開高健 大江健三郎 河野多恵子 など
- ※書名 「彼女のこんだて帖」
- ※判型 B5判変型144ページ
- ※定価 1,540円(税抜1,400円)
|
|