2012年05月28日

【乾物部おすすめ情報】部員No.000 乾物部幹部(50代女性)

みなさんこんにちは。
このたび、乾物部幹部(かんぶつぶ・かんぶ)に任命されました。
普段は、ベターホームのお料理教室の講師をしております。
乾物部のみなさんが、作った料理を楽しくレポートしてくださっていますので、
ぜひご覧になってくださいね。
私からは、おすすめの乾物料理や、コツを、少しだけご紹介します。

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常温で保存がきく、便利な乾物。
ストック食材としておすすめです。
受講生のみなさんに、教室でもお話しているのですが、保存がきくとはいえ、だんだん味がおちていくもの。
梅雨前に一度、ストックを使い切るのがいいですね。

「乾物料理読本」には、乾物を使った料理が63品も掲載されているので、
乾物をどんどん使えるようになりますし、半端に残ってしまった乾物いろいろを使い切れるレシピも掲載しています。


おすすめは、「使い切りレシピ、和風カレー」。
乾物は、それぞれ味を主張しないので、組み合わせは何でもOK。
車麩を入れると、肉がなくても、充分ボリュームがでます。
梅雨の時期にもぴったりですよ。

普段お仕事をしていて、料理する時間がない!という人にもおすすめなのが、
乾物をまとめてもどして、「おかずのタネ」を作る方法です。


たとえば、「切り干し大根のしょうゆ煮」を作っておきます。
切り干し大根をもどし、調味料で煮て、最後にごま油を混ぜるだけ。
このまま食べてもごはんのおかずにぴったりなのですが、これを作っておくと、いろいろアレンジできて本当に便利です。


このタネを使って、あえるだけで、3分で作れる「かいわれ大根の親子サラダ」。
かいわれ大根と切り干し大根なので、「そういえば親子だ!」と盛り上がり、この名前をつけたんですよ。
親子なだけあって相性もぴったり。かいわれ大根がピリッとして、おつまみにもおすすめです。


意外でおもしろいのが、おかずのタネ「車麩の甘から煮」を使った「車麩のひと口カツ」。
カレー粉と小麦粉、パン粉をつけて揚げます。
子どもに、車麩だといわずに食べさせたら、お肉だと思っていたみたいです。車麩が立派な主菜になります。

おかずのタネは、読本に載っている料理以外にも応用がききます。


たとえば、ひじきを使ったおかずのタネ(「しょうゆひじき」でも「塩ひじき」でもOK)は、チャーハンに使ってもおいしいですよ。
冷蔵庫にあるソーセージ、ベーコン、ネギ、卵などとごはんを炒め、最後にひじきのおかずのタネを加えます。あとはお好みで塩・こしょうで調味すればOK。
なんと我が家では、大学生の息子が自分でこのチャーハンを作っていました。「ひじき男子」と呼んでおります。

この本では合計7種類の「おかずのタネ」と、それぞれを使ったアレンジ料理を紹介しています。「おかずのタネ」は、いろいろ試した中で、いちおしのものを紹介していますので、ぜひ試してみてくださいね。

乾物は、もどさずに料理に使う、という手軽な方法もあります。

たとえば、長ひじきをもどさずに使う、「長ひじきのめんたいパスタ」。
ひじきは、煮もののイメージがあって、パスタに使うというのは意外ですが、
ひじきは油との相性もよくて、食べた人からの評判がとてもいいんですよ。

かんたんでおすすめなのは、「干ししいたけの炊きこみごはん」。
干ししいたけをもどさずに使う、というのは驚く方が多いです。
干ししいたけを、手でくずして使います。
パキパキと折るのが気持ちいいです(笑)。

作るのが楽しいだけでなく、味もとてもおいしいです。
おにぎりにするのもおすすめ。

こんな風に、乾物は、一見しきいが高いのですが、
使ってみるととても手軽で使い勝手がいいです。
もどさずに使ったり、おかずのタネを作っておいてスピード調理にしたり。
短時間で栄養たっぷりの料理がかんたんに作れるので、
お仕事をしている方にもおすすめです。

ぜひ、「New Style 乾物料理読本」を手に取って、
乾物の新しい使い方に出会ってみてくださいね!

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