■魚の塩焼きは、表面に塩が白くうっすらついていると、いかにもおいしそうですね。化粧塩をすると、魚が塩で化粧をしたように美しく仕上がります。
■焼き魚にするときには、まず魚全体に均一に塩をふります。これは「ふり塩」といい、魚の生ぐさみをとったり、身を引き締めるはたらきがあります。しばらく時間をおいたところで、表面の水分をふきとります。このまま焼くこともありますが、塩を白くきわ立たせたいときは、焼く直前に、再び塩をふります。これが化粧塩です。全体に軽くふるほか、尾びれ、背びれ、胸びれなど、こがさず形をきれいに残したい場合は、ひれに念入りに塩をすりこむこともあります。
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