ささみの磯辺巻き、しそ巻き
日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」で、連載中のおすすめレシピです。
脂肪が少なく、たんぱく質を多く含むささみは、近年、健康食材として注目されています。ゆでてサラダやあえものに使われることが多い部位ですが、くせのない淡白な味は、どんな料理にもよく合います。食べ方のバリエーションを広げておくと、毎日の食事作りにきっと役立ちますよ。
今回ご紹介するのは、手軽に作れる和のおかず。焼きのりとしその2種類を、フライパンで一度に作ります。ささみは酒をふって蒸し焼きにするので、ふっくらやわらか。ついつい手が伸びること間違いなしのおいしさです。ひと口サイズなので食べやすく、おつまみにもお弁当にもぴったりの一品です。
材料
【2人分/1人分179kcal】
・とりささみ4本(筋なし)…250g
・A[塩少々、酒小さじ1]
・焼きのり…1枚
・しその葉…6枚
・サラダ油…大さじ1/2
・B[みりん小さじ2、しょうゆ・酒各小さじ1]
作り方
【1】
ささみは1本を4つのそぎ切りにする。Aで下味をつける。
【2】
焼きのりは縦半分に切ってから横5等分にして10枚の帯状にする。しそは軸を切り落とす。
【3】
[1]の10個にのりを巻く。残りの[1]にしそを巻く。
【4】
フライパンに油を中火で温める。[3]を巻き終わりを下にして並べ入れる。焼き色がついたら上下を返す。ふたをして弱火にし、約3分蒸し焼きにする。Bは合わせておく。
【5】
ふたをとって弱めの中火にし、Bを回し入れて手早く全体にからめる。器に盛る。
◎メモ とりささみ
笹の葉の形に似ているので「笹身」。手羽の奥にある1対の部位です。中ほどにある白い筋は、加熱するとかたくなり口に当たるので、ついていれば除いて使います。両側に切り目を入れてから、包丁を当て、筋の先をつまんで引いて除きます。
献立の例 たこときゅうりの酢のもの、だいこんと油揚げのみそ汁、ごはん
※当ページのコンテンツは、日本経済新聞 の土曜版「NIKKEIプラス1」で連載している「かんたん美味」2021年5月8日の掲載の内容をWeb記事として加筆・修正したものです。「少ない材料で、手間をかけずにおいしく!」をモットーに、2003年より、毎週1品、かんたんでおいしい料理を紹介しています。
日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」
・公式サイト https://style.nikkei.com/plus1?n_cid=LMNST004
・公式twitter https://twitter.com/nikkei_plus1
※外部サイトにつながります