ぶどうの白水ようかん
日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」で、連載中のおすすめレシピです。
つるりとしたのどごしの水ようかんを、白あんで。旬のぶどうを加えたら、みずみずしい和のおやつになりました。かんてんは、海藻を主原料とした、植物性の凝固剤。水にふり入れ、よく混ぜてから火にかけます。溶ける前に砂糖などを加えると、かんてんが溶けにくくなるので、溶けたのをきちんと確認してから加えます。また、かんてんは室温で固まるので、できるだけ手早く型に入れましょう。表面の泡が気になるときは、竹串でつついたり、ぬらしたスプーンですくったりして、固まり始める前にとり除きます。写真は、4つに切ったものです。[4]で小さめの器4つに流し入れ、取り出さずにスプーンですくって食べてもよいでしょう。[4]であら熱をとる時間、冷やし固める時間は、調理時間に含みません。
材料
【容量約320mlの流し箱1個分/全量221kcal】
・ぶどう(デラウェア、種なし)…1/2房(70g)
・白ワイン…大さじ1
・粉かんてん…小さじ1/4
・水…100ml
・砂糖…小さじ1
・白あん…60g
作り方
【1】
ぶどうは実をとり出し、白ワインをまぶす。
【2】
鍋に分量の水を入れて粉かんてんをふり入れ、よく混ぜる。中火にかけ、完全に溶かす。沸騰したら砂糖を加え、弱火にして約1分煮る。
【3】
火を止め、白あんを加えて混ぜる。
【4】
[1]を加えて混ぜる。流し箱に流し入れてあら熱をとり、冷蔵庫に1時間以上おいて冷やし固める。
【5】
容器からとり出し、4つに切る。
◎メモ 白あん
白いんげん豆や白花豆などから作られ、まんじゅうや焼き菓子など、主に和菓子の材料として使われます。色の黒いあんに比べてややあっさりとした甘味で、ほかの材料に合わせやすいのも特徴です。余ったら、小分けにしてラップで包み、保存袋に入れて冷凍で約1か月保存できます。
献立の例 せん茶
※当ページのコンテンツは、日本経済新聞 の土曜版「NIKKEIプラス1」で連載している「かんたん美味」2021年9月18日の掲載の内容をWeb記事として加筆・修正したものです。「少ない材料で、手間をかけずにおいしく!」をモットーに、2003年より、毎週1品、かんたんでおいしい料理を紹介しています。
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