牛肉のしぐれ煮
日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」で、連載中のおすすめレシピです。
白いごはんのおとも、といわれて思い浮かべるものは、きっと人それぞれ。「牛肉のしぐれ煮」も、ぜひみなさんのお気に入りに加えてください。甘からく煮た牛肉は飽きのこない定番の味で、しぐれ煮に欠かせないしょうがも味がしみて美味。ふっくら炊けた白いごはんによく合います。食卓の品数がたりないときにおかず代わりにしたり、大きめの器にごはんと一緒に盛りつけて牛丼のような感覚で食べたりもできる、何かとお役立ちの一品です。しょうがは皮のすぐ近くの香りが強いので、厚くむかないようにします。計量スプーンの柄でこそげると、かんたんで安全。気にならなければ、皮つきのままでもかまいません。少しこい味つけなので、保存期間はやや長め。冷蔵で4~5日、冷凍すれば約3週間保存できます。時間のあるときや、牛肉が安売りされているときなどにまとめて作っておくのもおすすめです。このレシピでは肩ロースを使いましたが、もも肉やこま切れ肉など、別の部位でも作れます。冷やすと脂が白くかたまりますが、食べるときに目立つかたまりをとり除いてから電子レンジで温めるとよいでしょう。
材料
【作りやすい分量/全量809kcal】
・牛肩ロース肉(薄切り)…250g
・しょうが…大1かけ(20g)
・A[砂糖・しょうゆ各大さじ1、酒大さじ11/2]
作り方
【1】
しょうがは皮をこそげてせん切りにする。牛肉は1cm幅に切る。
【2】
鍋に[1]とAを入れ、肉をほぐしながら中火にかける(ふたはしない)。汁気がほぼなくなるまで、混ぜながら4~5分煮る。
◎メモ しぐれ煮
秋の終わりから初冬にかけて、降ったりやんだりする通り雨「しぐれ」のように、短時間でパラパラと煮あげるしょうが味の煮もの。もとははまぐりを材料にしたものをいいましたが、今ではしょうが味の煮もの全般をさします。
献立の例 春菊のかき揚げ、とうふとわかめのみそ汁、ごはん
※当ページのコンテンツは、日本経済新聞 の土曜版「NIKKEIプラス1」で連載している「かんたん美味」2021年11月20日の掲載の内容をWeb記事として加筆・修正したものです。「少ない材料で、手間をかけずにおいしく!」をモットーに、2003年より、毎週1品、かんたんでおいしい料理を紹介しています。
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