【連載・わたしのみそ作り】第9章~はじめてのみそができた!
この連載では、ベターホームの先生・スタッフ計9名の「みそ係」が、自宅でみそを作る様子をご紹介しています。これまでの目次はこちらから→
寒い冬を越えて春の訪れとともに、みんなが仕込んだみそは、食べ始められる状態になりました!
今回は、はじめてみそ作りにチャレンジ中の大阪事務局スタッフわかばのみその様子をご紹介。
みその仕込み→(1か月後)1回目の天地返し→(さらに1か月後)2回目の天地返し→(さらに1か月後)3回目の天地返し→(さらに1か月後)今ここ
ふたを開けると、みその香り
1か月前に天地返しをした時はあまり変化を感じませんでしたが、今回はどうかなとふたを開けました。
すると、ふわっとみその香りが。
前回同様、みそだまりはできていない様子でしたが、ラップをとると少し水があがっていました。
色は、はじめの頃より濃い茶色になり、一体感があってしっとりとしていて、みそらしくなりました。
市販のみそVS手前みそ
味見をしてみると、まだまだとても塩辛いけれど、食感はしっとりしていて、大豆感も以前より減りました。でもよく考えると、みそは塩辛いものですね。あらためて、市販のみそと味を比べてみることにしました。
食べ比べた市販のみそは、減塩みそ。そのせいか、手作りみその方が少し塩辛い。ただ、コクと風味は手作りみその方がよいなと感じて、とてもうれしくなりました。
みそ汁で味わう
1か月前の前回の天地返し以降、3回みそ汁を作りましたが、毎回おいしかったです。できあがる前のみその味を確認するために作ったのですが、とてもおいしくて、3回も続けて作ってしまったのでした。3回目に作ってから、今回まで2週間ほど時間があきました。
「かんたん手作りみそテキスト」を見ながらきっちり計量し、かつおだしでたまねぎとしめじを具にしてみそ汁を作りました。今回はぐっと香りを楽しめるようになり、また味は少しまろやかになってきました。前回までの味を思い起こすと、塩辛さがたっていたなと思います。実際、前回まではみその量を少なめにして調理していました。
仕込みの際に大豆をつぶすのに苦労したわりには、かなり粒が残っている状態ですが、これも手作り感があって気に入っています。
みそ作りを振り返って
みそとして食べ始められる状態になりましたが、しばらくこのまま置いて、発酵させたいと思っています。味がどんどん変わっていくのが楽しみです。
はじめてのみそ作りで不安がありましたが、意外とかんたんで、気軽に挑戦できることが分かりました。最初はカビが生えないようにと少し神経質になっていましたが、この連載で先生たちのレポートを読むうちにどんと構えられるようになりました。天地返しも慣れてきてもうお手のものです!
仕込み時は奮闘しましたが、その分とても愛着がわいています。みなさんにも挑戦していただき、ぜひ手作りみその良さを実感いただきたいです。
あなたもみそを仕込みませんか
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みそ作りの手順を動画でご紹介しています
どんなふうに作るか、流れがよくわかります。