【連載・わたしのみそ作り】第10章~みんなのみそができた!みそ汁で味わう
この連載では、ベターホームの先生・スタッフ計9名の「みそ係」が、自宅でみそを作る様子をご紹介しています。これまでの目次はこちらから→
食べ始められる状態まで発酵したみそ。まず味わうなら、やっぱりみそ汁で! だしと、具材から出た旨味も相まって、みそのおいしさを存分に味わえます。それぞれが作った、お気に入りの具を入れた1杯をご紹介します。
かつおだしで
札幌・とうきび先生のみそ汁【かつおだし+じゃがいもとわかめ】
「家族が好きな具です。手作りみそは、味はもちろんおいしいですし、香りが本当にいいです!」
仙台・ずんだ先生のみそ汁【かつおだし+大根とにんじんと油揚げ+小ねぎ】
「甘くやさしい味で、本当においしいみそ汁です。かつおだしと、たっぷり入れた野菜からもおいしいだしが出ますが、みそでさらに旨味がアップ」
東京・あんみつ先生のみそ汁【かつおだし+豆腐となめこ+小ねぎ】
「私が大好きな具のおみそ汁。上にぱらっとのせた小ねぎがいい味を出すんですよねー。おいしい!!先月は家族の好きな【じゃがいも+油揚げ+わかめ】のみそ汁を作ったのですが、先月よりもおいしくなっています。色はまだ薄い感じがしますが、味は完成していました」
煮干しだしで
京都・八ツ橋先生のみそ汁【煮干しだし+ブラウンえのきと豆腐とわかめ】
「煮干しの頭と腹をとって裂き、水に一晩浸し、火にかけて軽く沸騰させただしが好きです。具はブラウンえのき、豆腐、わかめです。ホワイト種よりもコシがあるブラウンえのきを気に入っています。まだ浅いながらも、旨味をしっかり感じられる汁でした。こんな“みそのできたて”を味わえるのも、家で仕込むからこそ。お店で買うことのできないおいしさです」
東京・スタッフふたばのみそ汁【煮干しだし+かぶ+小ねぎ】
「写真ではかぶの葉しかうつっていませんが、中に実が沈んでいます。かぶが甘くておいしいので、好きな具です。最近使っていたみそが熟成みそで色が濃かったので、新しいみそで作ったみそ汁の色が白くて『白みそ並の白さでは!?』とおどろきました。甘みがまだちょっと足りないかなと思いましたが、これはこれでフレッシュでおいしいです」
東京・スタッフぱせりのみそ汁【煮干しだし+だいこんと豚バラ肉+かんずり】
「煮干しは時間がある時は下処理をしますが、そのまま丸ごと入れてしまうことが多いです(しかも最後頭から食べます・・・)。少し太めに切っただいこんをゆっくり加熱すると甘くなる気がします。油揚げが定番ですが、豚バラを小さめに切って入れるのも好きです。できたばかりのみそは、軽やかなおいしさだなと思います。かんずり(とうがらしの発酵調味料)を添えました。みそがおいしいのでなくてもいいのですが、最初はそのまま飲み、途中で溶かして味変するのが気に入っています」
合わせだしで
福岡・とびうめ先生のみそ汁【昆布と和風だしパックでとっただし+豆腐と小松葉と落とし卵+小ねぎ】
「みそがとてもおいしいので、具はシンプルがいちばんだと思います。と言いつつ、わたしのみそ汁は具だくさん。野菜嫌いの子どもが、みそ汁の具にすると野菜を食べていたので、3種類以上の具だくさんのみそ汁に慣れてしまいました」
だしなしで
名古屋・天むす先生のみそ汁【あさり+ねぎ】
あさりを具にすると、あさりからだしが出るので、だしをとる必要がなく手軽です。できたてのみそなので色が薄めでしたが、おいしかったです。
天むす先生は、こうじの割合が多い甘みそも、みそ汁に。
名古屋・天むす先生の甘みそのみそ汁【和風だしパック+じゃがいもとたまねぎ+ねぎ】
「かんたん手作りみそテキスト」にも載っている組み合わせ。甘みが出て、好きな具です。甘みその甘さとも合います。
皆さんはできあがったみそ汁をどんな具で食べたいですか? 「かんたん手作りみそテキスト」には、みその仕込み方や手入れのし方だけでなく、みそ汁の作り方や具の組み合わせ例も載っているので、みそができあがってからも活用して、いろいろな組み合わせを試してみてくださいね。
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みそ作りの手順を動画でご紹介しています
どんなふうに作るか、流れがよくわかります。