すずきとトマトのレモンバター蒸し
日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」で、連載中のおすすめレシピです。
白身魚の「すずき」を蒸し焼きにしました。イメージしたのは、イタリア料理の「アクアパッツァ」。焼いた魚をトマトやオリーブなどと一緒に水で煮こみ、オリーブ油で仕上げる料理です。白ワインだけで短時間で蒸し焼きにする手順にし、バターを加えてアレンジ。ふだんのおかずにも、ちょっとしたおもてなしにもなる、うれしい一品です。魚は季節に合わせて、「たい」や「たら」などでも。淡白な味の魚が合います。
材料
【2人分/1人分176kcal】
・すずき…2切れ(160g)
・塩…小さじ1/3
・たまねぎ…1/4個(50g)
・にんにく…小1片(5g)
・ミニトマト…6個
・バター…10g
・レモン輪切り…1枚
・オリーブ油…小さじ1
・白ワイン…50ml
作り方
【1】
すずきに塩をふり、10分ほどおく。ペーパータオルで水気をふきとる。
【2】
たまねぎ、にんにくは薄切りにする。
【3】
トマトはへたをとる。レモンは4等分に切る。
【4】
フライパンにオリーブ油を中火で温める。すずきを皮を下にして入れ、焼き色がつくまで焼く。上下を返し、フライパンの端に寄せる。
【5】
フライパンのあいたところにたまねぎ、にんにくを入れて軽く炒め、たまねぎがしんなりしたら、すずきをのせる。
【6】
トマト、白ワインを入れ、レモンをすずきにのせる。バターを加えてふたをし、約5分蒸し焼きにする。皿に盛り、フライパンに残った汁をかける。
◎メモ すずき
成長とともに呼び名が変わる出世魚。「すずき」は生まれて4年以上経ち、体長60cmを超えるものをいいますが、店頭では多くが切り身で売られます。脂がのっておいしくなるのは、夏。弾力と透明感のある白身は、くせのない味わいです。
献立の例 パプリカのマリネ、白いんげん豆のスープ、フランスパン
※当ページのコンテンツは、日本経済新聞 の土曜版「NIKKEIプラス1」で連載している「かんたん美味」2022年7月9日の掲載の内容をWeb記事として加筆・修正したものです。「少ない材料で、手間をかけずにおいしく!」をモットーに、2003年より、毎週1品、かんたんでおいしい料理を紹介しています。
日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」
・公式サイト https://style.nikkei.com/plus1?n_cid=LMNST004
・公式twitter https://twitter.com/nikkei_plus1
※外部サイトにつながります