ふきのわさびマヨネーズ
日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」で、連載中のおすすめレシピです。
旬のふきをわさびマヨネーズで食べる副菜です。きざんだゆで卵をちらして、春らしい明るい色合いに仕上げました。わさびのツンとしたから味を、マヨネーズがやわらげ、酢が味をほどよく引きしめます。
ふきはアクが強いので、下ゆでして水にとり、アクを抜きます。市販の水煮はそのまま使えて手軽ですが、自分でゆでると色よく仕上がり、歯ごたえも残るので、おすすめ。ぜひ下処理からチャレンジしてみてください。
塩をふって手のひらでころがす処理を「板ずり」といいます。ふきなどの緑色を鮮やかに引き出すための下ごしらえです。手のひら全体で、少し強めにこすりつけるように、まな板の上でころがしてください。
ゆで具合は、箸で押すと鍋に沿って曲がるくらい。皮をむくときは、根元側の皮をぐるりと一周、少しずつむいてまとめて持ち、一気に下まで引いてむきます。
材料
【2人分/1人分77kcal】
・ふき…80g
・卵…1個
・A[マヨネーズ大さじ2、砂糖小さじ1/4、酢小さじ1/2、練りわさび小さじ1/3、塩少々]
作り方
【1】
卵はかためにゆでる。殻をむき、粗みじんに切る。
【2】
<ふきの下処理をする>ふきは鍋に入る大きさに切る。まな板にのせて塩小さじ1/3(材料外)をふり、手のひらでころがして塩をまぶす。たっぷりの湯で塩がついたままゆでる。すぐに冷水にとり、水をかえながらさます。
【3】
ふきの皮をむいて4~5cm長さに切り、器に盛る。Aを合わせてかけ、卵を散らす。
◎ふきの保存
アク抜きをしてから使うのが一般的なので、[2]の下処理をまとめてしても。ゆでて水につけ、水をかえながら冷蔵し、日もちは約2日。生のままなら、葉を落として適当な長さに切り、ポリ袋に入れて野菜室へ。いずれの場合も早めに食べきりましょう。
献立の例 五目ずし、三つ葉とかまぼこの吸いもの
※当ページのコンテンツは、日本経済新聞 の土曜版「NIKKEIプラス1」で連載している「かんたん美味」2023年3月18日の掲載の内容をWeb記事として加筆・修正したものです。「少ない材料で、手間をかけずにおいしく!」をモットーに、2003年より、毎週1品、かんたんでおいしい料理を紹介しています。
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