トマトとモッツァレラのスパゲティ
トマトソースに、とろりとしたモッツァレラが美味。パスタは歯ごたえよくゆであげるのがコツです。
材料 材料についての豆知識はこちら
【2人分/1人分447kcal、塩分2.8g】
・スパゲティ…160g
・湯…2リットル
・塩…大さじ1
・たまねぎ…1/4個(50g)
・にんにく…1片(10g)
・赤とうがらし…1/2本
[ A ]
・トマト水煮(カット)…200g
・白ワイン…大さじ1
・塩…小さじ1/3
・こしょう…少々
・オリーブ油…大さじ1
・モッツァレラチーズ…50g
・バジル…1枝
作り方
【1】
モッツァレラチーズは水気をきって、1cm角に切る。
【2】
<トマトソースを作る>
ソースはめんをゆでる前に作っておく。めんがゆであがったら、ソースとすぐにあえて食卓に出せる。
たまねぎとにんにくはみじん切りにする。
赤とうがらしは、キッチンばさみで小口切りにする。赤とうがらしの種は辛みが強いので、きちんと除いておく。
【3】
フライパンにオリーブ油とにんにく、赤とうがらしを入れ、弱火で炒める。香りが出てきたら、たまねぎを加えて中火にし、透き通るまで炒める。たまねぎをよく炒めると、甘味が出てソースがおいしくなる。
【4】
A(トマト水煮200g、白ワイン大さじ1、塩小さじ1/3、こしょう少々)を加えて混ぜる(ホールトマトを使う場合は、鍋に加えてから木べらで実をつぶす)。ふたをしないで、時々混ぜながら、弱火で約5分煮る。とろりとしたら火を止める。
【5】
<スパゲティをゆでる>
大きめの鍋に湯2リットルを沸かす。
スパゲティをおいしくゆであげるには、スパゲティ同士がくっつかないように、大きめの鍋を使ってたっぷりの湯を沸騰させるのがポイント。
【6】
沸騰した湯に塩大さじ1を加える。塩を入れると、ほどよい下味がつき、湯の沸点が上がることで、スパゲティにコシが出る。
湯の量はスパゲティ80~100gあたり1リットルで、塩の分量は大さじ1/2がめやす。ひとり分(80~100g)のときでも、おいしくゆでるために分量は正確に。
【7】
スパゲティ同士がくっつかないように、放射状に広げて湯に入れる。スパゲティを入れたときに、鍋からはみ出ているとこげるので、菜箸で手早く湯に沈める。ゆで始めは、スパゲティ同士がくっつかないように、全体をかき混ぜる。
【8】
再び沸騰したら火を弱め、湯はふきこぼれずに、スパゲティがゆらゆらと揺れるくらいの火加減(上写真)に保つ。時々混ぜる。
湯がボコボコと沸騰するような強い火加減だと、スパゲティの表面のでんぷん質が溶け出て、おいしくなくなってしまう。
【9】
表示のゆで時間の1分くらい前になったら、スパゲティを1本とり出して折ってみて、‶少しかためくらい“でざるにとる。しっかり水気をきる。
余熱やソースとあえるときに熱が加わるので、少しかためでとり出すと、食べるときにちょうどよい状態になる。
ソースはスパゲティのゆであがり時間に合わせて温め直し、火を止める。チーズを加えてあえ、スパゲティを加えて手早くあえる。
あえるときは、フライパンを前後に動かしながら、樹脂製のトングか菜箸でからめる。
【10】
器に盛りつけて、バジルをちぎってのせる。
トングを使って、中心が高くなるように、ひねるようにしながら盛ると、きれいに盛りつけられる。また、バジルは熱で変色しやすい。香りを楽しむためにも、食べる直前にちぎってのせる。
【完成!】
◎トマトとモッツァレラのスパゲティの材料<豆知識>
・スパゲティ…直径1.6~1.7mmのものが、幅広いソースに合います。ゆで時間は商品によって異なるので、表示を確認します。
・トマト水煮…トマトを加熱して、トマトジュースやピュレ漬けにしたもの。丸のままの「ホール」と角切りの「カット」タイプがあり、今回は手軽な「カット」を使います。残ったら保存袋に入れて、冷凍できます。(保存期間約1か月)。
・白ワイン…調理用のワインがない場合は、白ワインで代用できます。ないときは、酒か水でも。
・モッツァレラチーズ…水に浮かんでいるタイプのものを使います。
・オリーブ油…オリーブの実をしぼってろ過した「エキストラバージン」、精製したものなどをブレンドしたものがあります。ひとつ買うなら、生食にも加熱にも向く、「エキストラバージン」を。
◎トマトとモッツァレラのスパゲティレシピの3つのポイント
(1)ソースは先に作っておく
(2)パスタはたっぷりの湯でかためにゆであげる
(3)パスタとソースは手早くあえる
※当ページのコンテンツは、「月刊ベターホーム」本誌2016年7月号掲載の内容を、Web記事として再掲したものです。