ナスの梅あえ
日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」で、連載中のおすすめレシピです。
夏野菜の代表的存在であるナス。和食・洋食・中華とどんな料理にも活躍する、頼れる万能選手です。ただ、まとめて売られていることも多いので、1個、2個を余らせてしまいがち。そんなときに使える、手軽なレシピを紹介します。
火を使わずに作れるので、残暑厳しい今の時期にぴったり。冷蔵庫で3~4日日もちするのもうれしいですね。ナスに梅の味がなじみ、作りたてよりもおいしいほど。味わいの変化もお楽しみください。
ナスは塩もみではなく、あらかじめ作った塩水につけるのがポイントです。アクを抜き、さらに軽い塩味をつけるための手順ですが、塩水なら全体にまんべんなく味が入ります。ぼんやりとしがちなナスの風味がくっきりと感じられますよ。もしもナスが浮き上がってくる場合は、皿などをおもしにしましょう。
このレシピに、シソの葉のせん切りやけずりかつおをのせたり、万能ネギの小口切りを散らしたりするのもおすすめです。いろいろ試してお気に入りを見つけ、レパートリーを広げていってください。
材料
【2人分/1人分20kcal】
・ナス1個(70g)
[A]
・水100ml
・塩小さじ1/2
・梅干し15g
・みりん大さじ1/2
作り方
【1】
ボウルにA(水100ml、塩小さじ1/2)を合わせる。
【2】
ナスはへたを切り落とし、薄い輪切りにする。【1】に入れ、約10分おく。
【3】
梅干しは種を除き、包丁でたたいてつぶす。みりんとよく混ぜる。
【4】
ナスの水気をしぼり、【3】に加えてあえる。
◎メモ ナスの種類
一般的なのは、長さ12~15cmの長卵形の中長ナス。このレシピでも使用しており、皮・果肉ともにほどよいやわらかさで、幅広い料理に向きます。西日本や東北でよく栽培されている長ナスは皮が少しかためですが、同様においしく作れます。
献立の例 天ざるうどん
※当ページのコンテンツは、日本経済新聞 の土曜版「NIKKEIプラス1」で連載している「かんたん美味」2018年8月18日の掲載の内容をWeb記事として加筆・修正したものです。「少ない材料で、手間をかけずにおいしく!」をモットーに、2001年より、毎週1品、かんたんでおいしい料理を紹介しています。
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