かんたん美味レシピ

とりだんごのスープ煮

日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」で、連載中のおすすめレシピです。

温かいスープがしみじみとおいしい季節です。今回は、とりひき肉で作ったつみれを中華風のスープに仕立てました。
肉だねは、手早くかつしっかりと混ぜましょう。味がなじみ、加熱のときに形がくずれにくくなります。
ふんわりとした仕上がりは、つなぎの卵とかたくり粉のおかげです。
多めに作っておいて、寒い日の朝食にも。身体がぽかぽかと温まります。またとりだんごは、鍋ものの具としても定番ですね。淡泊な味でいろいろなだしに合うので、ぜひ作り方をマスターしてください。

材料
【2人分/1人分220kcal】
・とりひき肉…150g
[A]
・ねぎ(みじん切り)…10g
・しょうが(すりおろし)…10g
・卵…1/2個
・塩…小さじ1/6
・かたくり粉…大さじ11/2

・はくさい…300g
[B]
・水…500ml
・酒…50ml
・とりがらスープの素…小さじ1

・味つきザーサイ…15g
・しょうゆ…小さじ1
・塩…少々

作り方
【1】
ボールにとりひき肉とA(ねぎ・しょうが各10g、卵1/2個、塩小さじ1/6、かたくり粉大さじ11/2)を入れ、ねばりが出るまでよく混ぜる。
【2】
はくさいは7cm角くらいのざく切りに、ザーサイは細切りにする。
【3】
鍋にB(水500ml、酒50ml、とりがらスープの素小さじ1)を煮立てる。水でぬらした大きめのスプーンで【1】をすくい、別のスプーンで形を整えて鍋の中に落とす。全部で8個作る。
【4】
煮立ったらアクをとり、【3】の表面が固まったらはくさいを入れる。ふたをして、中火で7~8分蒸し煮にする。
【5】
しょうゆ、ザーサイを加えて1~2分煮る。塩で味をととのえる。

◎メモ つみれとつくね
つみれは「摘み入れる」が変化した言葉で、ひき肉や魚のすり身の生地を手やスプーンで摘みとってゆでたもの。一方つくねは「つくねる(こねて丸める)」が語源で、生地を手でこねて丸めたものです。

献立の例 チャーハン

※当ページのコンテンツは、日本経済新聞 の土曜版「NIKKEIプラス1」で連載している「かんたん美味」2019年11月2日の掲載の内容をWeb記事として加筆・修正したものです。「少ない材料で、手間をかけずにおいしく!」をモットーに、2001年より、毎週1品、かんたんでおいしい料理を紹介しています。

日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」
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