春菊のごまあえ
日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」で、連載中のおすすめレシピです。
独特の香りとほろ苦さが特長の春菊。アジアの一部では古くから食用とされてきましたが、ヨーロッパでは長く観賞用だったそうです。今回は、春菊をごまあえに仕立てました。黒ごまの強い香ばしさが春菊の風味によく合います。
太い茎は2~4つに切り込みを入れてからゆでると、火の通りがよくなります。また、ゆでるときは先に茎の部分を湯に沈め、しばらくしてから全体を鍋に入れるとムラの少ないゆで上がりに。市販のすりごまでもおいしく作れますが、すりたてのごまの味わいは格別。すり鉢を持っていない人は、この機会に扱いやすい小さなすり鉢を持ってみるのも一考です。ひとつあると、スパイス類をつぶすときなどにも活用できます。また、する前にいりごまを軽くあたためることで、さらに風味がアップします。ぜひひと手間かけてみてください。
材料
【4人分/全量217kcal】
・春菊…(1袋(150g)
・いりごま…(黒)20g
・砂糖…小さじ1
・みりん…大さじ1
・しょうゆ…小さじ2
作り方
【1】
春菊は、太い茎は縦に切り込みを入れる。
【2】
鍋にたっぷりの湯(材料外)を沸かし、春菊をさっとゆでる。水にとって冷まし、水気をしぼる。長さ3cmほどに切る。
【3】
鍋にごまを入れ、弱火にかけてあたためる。すり鉢ですりつぶす。砂糖、みりん、しょうゆを加えてさらにすり混ぜる。
【4】
春菊を加え、あえる。
◎メモ 春菊
葉や茎にハリがあって葉が密生し、みずみずしいものを選びます。保存するときはポリ袋に入れ、密閉せずに口を折って野菜室へ。
献立の例 ぶりの照り焼き、ふろふきだいこん、きのこのすまし汁
※当ページのコンテンツは、日本経済新聞 の土曜版「NIKKEIプラス1」で連載している「かんたん美味」2020年2月22日の掲載の内容をWeb記事として加筆・修正したものです。「少ない材料で、手間をかけずにおいしく!」をモットーに、2001年より、毎週1品、かんたんでおいしい料理を紹介しています。
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