豚肉のしょうが焼き
手軽に作れる定番料理。コツをおさえて、やわらかくジューシーに仕上げましょう。
材料 材料についての豆知識はこちら
【2人分/1人分350kcal、塩分2.1g】
豚肉(しょうが焼き用)…200g(4~5枚)
[A]
・しょうが…20 g
・しょうゆ…大さじ1・1/2
・酒…大さじ1・1/2
・みりん…大さじ1
かたくり粉…大さじ1
サラダ油…大さじ1/2
〈つけあわせ〉
キャベツ…100g
作り方
【1】
つけあわせを作る。キャベツ(100g)は軸の部分をとり、大きな葉で小さな葉を包むようにして2~3枚重ねる。両端を内側に丸めこむようにしてまとめてまな板に置き、端から細く切る(せん切り)。とった軸は、薄切りにしてから、さらに細く切ると、せん切りに混ぜて食べられる。
【2】
切ったキャベツは1~2分水にさらすと、シャキシャキしておいしくなる。ざるにとって水気をきる。
あれば水きり器を使うと、しっかり水気をきることができる。
【3】
しょうが(20g)は皮ごとすりおろし、しぼって汁を使う。おろしたしょうがをそのまま入れると、こげつきやすいので、しぼり汁だけを使う。
トレーにA(しょうが汁、しょうゆ大さじ1・1/2、酒大さじ1・1/2、みりん大さじ1)を合わせてたれを作る。
【4】
肉(200g)は半分に切る。身がやわらかい肉や魚を切るときは、包丁を手前に引くように動かして切る。
しょうが焼き用の肉は面積が広いので、半分に切ると焼きやすく、食べやすくなる。好みで、切らなくても。
【5】
【3】に肉を広げて入れ、約10 分つける。途中で上下を返す。厚めの肉は、下味をしっかりつけると、よりおいしくなる。
【6】
肉の汁気をきり、別のトレーに並べる。たれはとっておく。
【7】
かたくり粉の半量(大さじ1/2)をふり入れて、まぶす。裏面も残りのかたくり粉大さじ1/2をまぶす。かたくり粉をまぶすと、肉のうま味が逃げず、やわらかく仕上がる。また、たれがよくからむ。
【8】
フライパンに油大さじ1/2を温め、肉を重ならないように1枚ずつ広げて入れる。
フライパンの側面も使う。どうしても肉が入り切らないときは、2回に分けて焼く。
【9】
中火で1~2分焼く。肉の縁の色が変わり、よい焼き色がついたら裏返す。肉の表面が焼き固まらないうちに動かすと、肉どうしがくっつきやすく、おいしそうな焼き色がつかなくなるので、やたらに動かしたり、混ぜたりしないようにする。
【10】
裏面もよい焼き色がついたら、火を止める。肉を寄せ、ペーパータオルで余分な脂をふきとる。たれを加える前に、フライパンについた余分な脂をふきとっておくと、脂っぽさがなくなり、たれがよくからむ。
【11】
【6】でとりおいたたれを加え、中火にかける。全体にからめ、たれがひと煮立ちしたら、火を止める。器にキャベツのせん切りを盛り、肉をたれごと盛る。
【完成!】
しっかりした味つけで、さめてもおいしいので、お弁当にもおすすめ。
◎豚肉のしょうが焼きの材料<豆知識>
◎しょうが焼き用の豚肉…適度に脂肪があるロースや肩ロースを、やや厚めにスライスしたものが「しょうが焼き用」として売られています。ドリップ(汁)は、においがあっていたみの原因になるので、ドリップの出ていないものを選びます。
◎しょうが…みずみずしく、ふっくらしているものを。皮にしわや傷があるもの、乾いた感じのものは避けます。余ったしょうがは、丸のままペーパータオルに包み、さらにアルミホイルに包んで保存すると長もちします。
◎かたくり粉…なければ薄力粉で代用できます。かたくり粉よりも薄くつき、さらりとした仕上がりになります。
◎キャベツ…つけあわせに使います。レタスやサラダ菜など、好みの野菜でもOK。
◎豚肉のしょうが焼きの3つのポイント
(1)肉はたれにつける
(2)肉にかたくり粉をまぶす
(3)たれをからめる前に、フライパンの余分な脂をふきとる
※当ページのコンテンツは、「月刊ベターホーム」本誌2017年2月号掲載の内容を、Web記事として再掲したものです。