ベターホームの道具と食品

フィンランド生まれの発酵乳、ヴィーリに注目!

とろりとのびる!ヴィーリはフィンランド生まれの発酵乳
ブルガリアのヨーグルト、コーカサスのケフィアなど、世界にはその土地に根付いた発酵乳があります。世界4大酪農国のひとつであるフィンランドの特徴的な発酵乳は、ヴィーリ(viili)。ヨーグルトのようですが、粘りがあってトルコアイスのようにのび、とろとろつるつるとした楽しい食感が特徴です。
フィンランドの家庭で手作りしながら受け継がれてきたヴィーリは『ムーミンママのお料理の本』(サミ・マリラ著/講談社・1996年)にも登場。「残念ながら日本にはありません」と紹介されています。

ヴィーリ菌と牛乳で、かんたんに作れます
ベターホームでは2020年4月からヴィーリ菌を販売。ヴィーリ菌と牛乳があれば、家庭でヴィーリを手軽に作れます。作り方は、ヴィーリ菌1本を1リットルの牛乳に混ぜて室温(20~30度)に1日(約24時間)おくだけ*。牛乳パックをそっと傾けて表面がきれいに固まっていたらできあがりです。冷蔵庫に入れて保存、日持ちの目安は2週間です。
*冬場は2~3日かかることもあります。

ヴィーリの乳酸菌が食物繊維(EPS)を作ります
ベターホームで取り扱っているヴィーリ菌は4種類の乳酸菌が入っています。この乳酸菌のうち「ラクトコッカス・クレモリス」が難消化性の食物繊維(EPS)を作って大腸まで届き、ビフィズス菌や酪酸菌の栄養源となって腸内を健やかに保ちます。ヴィーリの強い粘りは、この食物繊維(EPS)によるものです。

甘味をトッピングして朝食に。料理やお菓子作りにも
ヴィーリはヨーグルトに比べて酸味は控えめで、穏やかな味わい。フルーツ、ジャム、シリアル、はちみつ、ニゲロオリゴ糖などをトッピングして朝食に。フィンランドではシナモンシュガーをかけるのが定番だそう。オリーブオイル、ビネガー、塩と合わせてドレッシングにしたり、料理やお菓子作りにもいろいろ活用できます。



ヴィーリQ&A

Q.牛乳を室温で発酵させて悪くならない?
A.乳酸菌は発酵すると腐敗を防ぐ働きがあるので、正常に発酵すれば大丈夫です。固まったら冷蔵庫で保存しましょう。
Q.できあがったヴィーリをタネに植え継ぎできる?
A.植え継ぎは雑菌が入りやすく不衛生。菌のバランスが崩れて味や風味も変わるので、植え継ぎはせず、その都度作りましょう。
Q.別の容器に移しても作れる?
A.作れます。牛乳パックでヴィーリ菌をよく混ぜてから清潔な容器に移して固めます。口の広い容器なら残りが少なくなっても取り出しやすくて便利です。
Q.ヴィーリ菌を冷蔵庫に入れ忘れてしまった
A.ヴィーリ菌は要冷蔵ですが、フリーズドライ状なので、数時間持ち歩いたり、気温にもよりますが1週間くらいなら室温に置いても大丈夫です。40度以上になる場所に長時間置くと発酵する力が弱まることがありますのでご注意を。
Q.いろいろな牛乳や豆乳でも作れる?
A.種類によって異なります。
●高脂肪の牛乳・普通の牛乳・低脂肪牛乳・無脂肪牛乳→作れます。脂肪が多ければ濃厚、少なければあっさりとした味です。
●低温殺菌牛乳→一度煮沸して冷ましてからお使いください。
●乳飲料→カルシウムやビタミン等が添加された白い乳飲料では作れますが、コーヒー牛乳やフルーツ牛乳などでは作れません
●豆乳→作れません。ヴィーリの特徴である粘りが出ません。
Q.真夏に作ったら、粘りが弱かった
A.ヴィーリは30度以上の気温が高い場所が苦手。粘りが弱くなることがあるため、暑い日はクーラーの効いた部屋でお作りください。

一度食べるともう一度食べたくなる、不思議な魅力があるヴィーリ。おいしく、楽しいフィンランド生まれのこの発酵乳をぜひお試しください。

ヴィーリについて動画でもご紹介しています

PAGETOP