焼きねぎのマリネ
日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」で、連載中のおすすめレシピです。
焼きもののあしらいや汁ものの吸い口など、料理の脇役にまわりがちなねぎですが、今回はねぎを主役にした一品をご紹介。旬を迎えたねぎはみずみずしくてやわらかく、加熱するととろっと甘味が増します。
ねぎを焼いて調味液につけこむだけと、作り方はいたってかんたん。白ワインで蒸し焼きにすることで、ねぎがやわらかく、辛味もまろやかになります。いちばんのポイントは、ねぎが熱いうちに調味液につけること。そのとき、ねぎの全体がつかるように並べ入れます。全体がつからなければ、途中で上下を返してください。液がさめていくのと同時に、味がなじんでいきます。
日もちは冷蔵で3~4日。あと1品ほしいときにさっと出したり、酒のつまみにしたりと、重宝します。
材料
【作りやすい分量/177kcal(全量で)】
・ねぎ…4本(白い部分を約300g)
・A[酢大さじ1、オリーブ油大さじ11/2、塩小さじ1/3、砂糖小さじ1/6、こしょう少々]
・オリーブ油…小さじ1/2
・白ワイン…大さじ2
作り方
【1】
ねぎは緑の部分を除き、4~5cm長さに切る。
【2】
保存容器にAを合わせて混ぜ、塩、砂糖を溶かす。
【3】
フライパンにオリーブ油小さじ1/2を温め、ねぎを並べ入れる。中火で約2分、焼き色がつくまでころがしながら焼く。
【4】
白ワインを加え、ふたをして約2分、蒸し焼きにする。
【5】
ねぎをとり出し、熱いうちに②にひと並べにする。
【6】
5分以上おいて味をなじませ(調理時間に含まない)、器に盛る。
◎メモ ねぎ
一般的に「長ねぎ」と呼ばれる根深ねぎは、白い部分を食べます。緑の部分はかたいので、生食には不向き。肉のくさみ消しなどに。
献立の例 チーズリゾット、アンチョビのグリーンサラダ
※当ページのコンテンツは、日本経済新聞 の土曜版「NIKKEIプラス1」で連載している「かんたん美味」2020年11月28日の掲載の内容をWeb記事として加筆・修正したものです。「少ない材料で、手間をかけずにおいしく!」をモットーに、2003年より、毎週1品、かんたんでおいしい料理を紹介しています。
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