かぶとえびのあんかけ
日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」で、連載中のおすすめレシピです。
かぶとえびにとろりとあんをかけました。春が近いとはいえ、まだ冷えこむ日もあるこの時期、体が温まる一品があるとうれしいものです。
かぶは季節によって火通りに差がありますが、比較的早く煮えて煮くずれしやすい野菜。このレシピでは皮をむかずに煮るので、手軽なだけでなく、くずれにくくもなります。
水溶きかたくり粉はダマにならないよう、煮汁に加えたらすぐに混ぜてください。慣れないうちは、いったん火を止め、混ぜてから火をつけると安心です。鍋の中心までしっかり煮立てないと、時間がたったときに水っぽくもどってしまいます。
材料
【2人分/1人分85kcal】
・かぶ…2~3個(250g)
・むきえび…100g
・A[酒小さじ1、塩少々]
・B[だし200ml、うすくちしょうゆ・みりん各大さじ1/2]
・水溶きかたくり粉[かたくり粉・水各小さじ1]
作り方
【1】
かぶは茎を1cmほど残して葉を切り落とす。茎の間の土は竹串を使って洗い流す。皮つきのまま4~6つ割りにする。
【2】
えびは水で洗い、ペーパータオルで水気をふく。5mm角に切り、Aで下味をつける。
【3】
鍋にBとかぶを入れて中火にかけ、ふたをして3~4分煮る。
【4】
かぶに竹串を刺してスッと通るようになったら、えびを加える。菜箸でほぐしながら約1分、えびの色が変わるまで煮る。
【5】
水溶きかたくり粉の材料を混ぜ合わせて加える。混ぜながら煮立て、とろみがついたら火を止める。
【6】
かぶを器に盛り、えびをのせる。あんをかける。
◎メモ とろみ
とろみをつけるかたくり粉。かつてはカタクリという草の根のでんぷんから作られていましたが、現在はじゃがいものでんぷんを主原料とするものがほとんど。とろみをつけるものは、ほかにくず粉やコーンスターチがあり、料理によって使い分けます。
献立の例 とり肉の照り焼き、さつまいものみそ汁、ごはん
※当ページのコンテンツは、日本経済新聞 の土曜版「NIKKEIプラス1」で連載している「かんたん美味」2021年2月20日の掲載の内容をWeb記事として加筆・修正したものです。「少ない材料で、手間をかけずにおいしく!」をモットーに、2003年より、毎週1品、かんたんでおいしい料理を紹介しています。
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