かんたん美味レシピ

たけのこの土佐煮

日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」で、連載中のおすすめレシピです。
旬のたけのこで作りたい、定番の煮ものです。「土佐煮」の名前はかつおで有名な高知県(土佐)から。けずりかつおを使う料理には土佐の名がつけられることがあります。
ゆでたけのこは1年を通じて店頭に並びますが、生のものが手に入るのは、この時期だけ。ぜひ、ゆでるところからチャレンジして、この時期ならではの香りと歯ごたえを楽しみましょう。
たけのこは、先端に近い穂先や姫皮はやわらかく、根元に近づくにつれてかたくなります。穂先や姫皮はすまし汁やあえものに、根元は煮ものや炒めものに向きます。
土佐煮は冷蔵で約2日、日もちするので、多めに作っておいても。

材料
【2人分/1人分123kcal

・ゆでたけのこ…200g
・けずりかつお…5g
・A[水200ml、しょうゆ・みりん各大さじ1]
・木の芽(あれば)…6枚

作り方
【1】
たけのこは、穂先は6cm長さ、2cm幅のくし形に切る。太い部分は1cm厚さの半月切りかいちょう切りにする。
【2】
けずりかつおは乾いた鍋に入れて中火にかけ、パリッとする程度にからいりする。器にあけ、手でもんで細かくする。
【3】
鍋にA、たけのこ、[2]の3/4量を入れ、火にかける。煮立ったら弱めの中火にし、落としぶたと鍋のふたをして、煮汁がなくなるまで約15分、時々混ぜながら煮る。
【4】
器に盛り、残りのけずりかつおを散らす。木の芽は手のひらにのせて空気をはさむようにポンとたたき、香りを出す。中央にのせる。

◎メモ  たけのこのゆで方
時間がたつにつれえぐみが増すので、買ったら早めにゆでます。米のとぎ汁に、赤とうがらし1本と皮に縦に切り目を入れたたけのこを入れ、落としぶたをして竹串がすっと通るまで中火で約1時間ゆでます。火を止め、そのままさまします。

献立の例 とうふハンバーグ、たまねぎのみそ汁、ごはん

※当ページのコンテンツは、日本経済新聞 の土曜版「NIKKEIプラス1」で連載している「かんたん美味」2021年4月3日の掲載の内容をWeb記事として加筆・修正したものです。「少ない材料で、手間をかけずにおいしく!」をモットーに、2003年より、毎週1品、かんたんでおいしい料理を紹介しています。

日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」
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