新たまねぎと桜えびの炒めもの
日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」で、連載中のおすすめレシピです。
新たまねぎが店頭に並ぶ季節になりました。どんなふうに料理しようかと、心が弾みますね。皮が茶色いふつうのたまねぎは、収穫して約1か月乾燥させ、貯蔵したもの。一方、収穫後すぐに出荷される新たまねぎは、みずみずしくてやわらかいのが特徴です。甘味があり、にが味やから味が少ないので、加熱せずにそのまま食べるのにも向いています。今回は、桜えびと合わせたいためものを紹介します。桜えびのうま味をいかし、使う調味料は塩とこしょうを少しだけ。新たまねぎの甘味が存分に感じられるおかずです。青のりがよいアクセントになりますので、仕上げにぜひ使ってみてください。新たまねぎは水分が多いぶん、あまり日もちがしません。切った残りは、皮をつけたままラップで包み、野菜室で保存。1週間をめやすに、できるだけ早めに使いましょう。桜えびは、乾物売り場に売られています。中国料理に使われる「干しえび」とは別のものですので、気をつけてください。
材料
【2人分/1人分41kcal】
・新たまねぎ…1/2個(100g)
・桜えび(乾燥)…5g
・サラダ油…小さじ1
・塩・こしょう…各少々
・青のり…適量
作り方
【1】
たまねぎは2~3cm角に切る。
【2】
フライパンに油を温め、たまねぎを中火で1~2分いためる。全体に油が回ったら、桜えびを加える。
【3】
たまねぎが透明になってきたら、塩、こしょうをふる。
【4】
器に盛り、青のりをかける。
◎メモ たまねぎの皮
ふつうのたまねぎの茶色いところは、本来は皮ではありません。乾いて色が変わってはいますが、内側の白い部分と同じもの。新たまねぎはむかずに使えます。いちばん外側が少しかたくなっていることがあるので、その場合はむいて使いましょう。
献立の例 豚肉のしょうが焼き、油揚げと小松菜のみそ汁
※当ページのコンテンツは、日本経済新聞 の土曜版「NIKKEIプラス1」で連載している「かんたん美味」2022年3月19日の掲載の内容をWeb記事として加筆・修正したものです。「少ない材料で、手間をかけずにおいしく!」をモットーに、2003年より、毎週1品、かんたんでおいしい料理を紹介しています。
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