とり肉のピカタ
日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」で、連載中のおすすめレシピです。
むね肉をしっとりやわらかく焼きあげるピカタをご紹介。旬のスナップえんどうと合わせて、食卓を明るく彩ります。「ピカタ」の発祥には諸説ありますが、日本では卵の衣をつけて焼く料理として定着しています。このレシピでは、卵液に粉チーズを混ぜ、風味とコクを加えました。脂肪が少なくあっさりとした味わいのむね肉によく合います。フライパンに入れたらついさわりたくなりますが、裏返すまでは、じっとがまん。動かさないことが、衣をはがれにくくするポイントです。また、卵はかたまり始めると色づくのが早いので、火加減に注意。「弱めの中火」を保って焼きましょう。
材料
【2人分/1人分266kcal】
・とりむね肉(皮なし)…1枚(200g)
・塩・こしょう…各少々
・小麦粉…大さじ1
・A[卵1個、粉チーズ大さじ1]
・オリーブ油…大さじ1
・スナップえんどう…60g
・トマトケチャップ…適量
作り方
【1】
スナップえんどうは筋をとり、熱湯で色よくゆでる。
【2】
肉は1cm厚さのそぎ切りにし、塩、こしょうをふる。小麦粉をまぶす。
【3】
ボールにAの卵をほぐし、粉チーズを混ぜる。
【4】
フライパンにオリーブ油を温め、肉にAをからめて入れる。弱めの中火で約3分、薄く焼き色がつくまで焼き、上下を返す。ふたをして、さらに3分ほど焼く。
【5】
皿に[4]とスナップえんどうを盛り、好みでケチャップをつけて食べる。
◎メモ 弱めの中火
「中火」とは、炎の先が鍋の底に届く程度の火加減。必ずしも火加減を調節するつまみのちょうど真ん中ではなく、鍋の大きさや形状によって異なります。鍋の底に炎が届かない「弱火」と、「中火」との間の火加減が「弱めの中火」です。
献立の例 クラムチャウダー、たまねぎのサラダ
※当ページのコンテンツは、日本経済新聞 の土曜版「NIKKEIプラス1」で連載している「かんたん美味」2022年4月16日の掲載の内容をWeb記事として加筆・修正したものです。「少ない材料で、手間をかけずにおいしく!」をモットーに、2003年より、毎週1品、かんたんでおいしい料理を紹介しています。
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