ゴーヤと豚肉のみそ炒め
日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」で、連載中のおすすめレシピです。
ゴーヤの季節です。別名「苦瓜」、英語では「bitter melon」という名のとおり、独特の苦味がありますが、これには食欲を増進させる働きもあるそう。苦味が食欲をそそるとは不思議な気もしますが、このレシピで濃いめの甘みそ味との相性を知れば、納得するはず。暑い日にもごはんがどんどん進むおいしさです。
ゴーヤの種とわたは、縦半分に切ってから、スプーンでこそげるようにしてとり除きます。ただし、念入りにこそげとっても、苦味はさほど変わりなし。塩もみをしてしっかり水気をしぼると、苦味は少しやわらぎます。
材料
【2人分/1人分299kcal】
・ゴーヤ1/2本(120g)
・塩少々
・豚肩ロース肉(薄切り)150g
・パプリカ(赤)1/2個
・ニンニク8g
・サラダ油小さじ1
[A]
・みそ大さじ2(32g)
・砂糖大さじ1
・酒大さじ1・1/2
・みりん大さじ1
作り方
【1】
ゴーヤは縦半分に切って種とわたをとり、幅5mmの薄切りにする。塩をまぶし、約5分おいて水気をしぼる。
【2】
パプリカは縦半分に切って種をとり、長さを半分にして薄切りにする。ニンニクは薄切りにする。
【3】
肉は長さ4~5cmに切る。A(みそ大さじ2、砂糖大さじ1、酒大さじ1・1/2、みりん大さじ1)は合わせる。
【4】
フライパンに油とニンニクを入れ、温める。香りが出たら、肉を中火で炒める。
【5】
肉の色が変わったら、ゴーヤとパプリカを加えて炒める。全体に油が回ったら、Aを加える。汁気がなくなるまで炒め、器に盛る。
◎メモ 家庭菜園のゴーヤ
夏の盛りに青々と茂る緑のカーテンが涼しげなゴーヤ。葉を触るとゴーヤ独特の苦い香りがしてきます。せっかくなので、ぜひこの葉も食べてみましょう。洗って水気をふき、さっと素揚げして塩をふるだけで、夏らしいおつまみの完成です。
献立の例 キュウリとワカメの酢のもの、冷ややっこ、ごはん
※当ページのコンテンツは、日本経済新聞 の土曜版「NIKKEIプラス1」で連載している「かんたん美味」2018年8月4日の掲載の内容をWeb記事として加筆・修正したものです。「少ない材料で、手間をかけずにおいしく!」をモットーに、2001年より、毎週1品、かんたんでおいしい料理を紹介しています。
日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」
・公式サイト https://style.nikkei.com/plus1?n_cid=LMNST004
・公式twitter https://twitter.com/nikkei_plus1
※外部サイトにつながります