ソフト塩ケンピ
日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」で、連載中のおすすめレシピです。
サツマイモの季節です。皮の濃い紫、食欲をそそる実の黄色。いつもは市販のおやつを食べているという人にぜひ知ってほしいのが、おうちで作るおやつのおいしさです。
「イモケンピ」は、イモを揚げて砂糖の衣をからめた、歯ごたえのあるお菓子。今回のレシピは、市販のケンピよりもやわらかく作ります。甘さは控えめながらも、仕上げにふる塩が、甘味を引き立てます。
揚げるときに油がハネやすいので、サツマイモの水気はしっかりとふきとり、さらにしばらく広げて乾かすとよいでしょう。初秋のひととき、お気に入りのお茶とともに、おしゃべりも食べる手も止まらなくなりそうな一品です。
材料
【2人分/1人分155kcal】
・サツマイモ…中1/2本(150g)
[A]
・砂糖…大さじ2
・水…小さじ1
・粗塩…小さじ少々
・揚げ油…適量
作り方
【1】
サツマイモはよく洗い、皮ごと長さ5cm、8mm角の棒状に切る。水にさらして水気をしっかりふく。
【2】
深めのフライパンに深さ2~3cmの揚げ油を入れ、180度に熱する。【1】を素揚げする。5~6分して表面がカリッと黄色く色づいたら、とり出して油をきる。
【3】
フライパンの油をあけ、キッチンペーパーで残った油もふきとる。A(砂糖大さじ2、水小さじ1)を入れて中火にかける。砂糖が溶けて大きな泡が出てきたら弱めの中火にし、【2】のサツマイモを加える。大きく混ぜてサツマイモにからませ、砂糖が白く固まったら火から下ろす。粗塩をふり、皿に広げて冷ます。
◎メモ 砂糖の衣をからめる
切ったサツマイモひとつひとつをなるべく空気にふれさせるのが、きれいに仕上げるポイント。菜箸などを大きく動かして、フライパン全体を混ぜます。混ぜる手がフライパンに触れないように気をつけて行いましょう。
献立の例 緑茶
※当ページのコンテンツは、日本経済新聞 の土曜版「NIKKEIプラス1」で連載している「かんたん美味」2018年9月29日の掲載の内容をWeb記事として加筆・修正したものです。「少ない材料で、手間をかけずにおいしく!」をモットーに、2001年より、毎週1品、かんたんでおいしい料理を紹介しています。
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