新にんじんのエスニックサラダ
日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」で、連載中のおすすめレシピです。
にんじんを丸ごと1本使った、エスニック風のサラダです。香菜やレモン汁、ナンプラーを使ったたれが、甘酸っぱくさっぱりとした味わいで、食欲をそそります。このたれににんじんがなじんだら食べごろです。レシピには15分以上とひかえめに示しましたが、できれば30分以上、しっかりと味をしみこませる時間をとるのが理想的。さらにおいしく食べられます。冷蔵で3~4日、日もちするので、作りおきにも。
この時期のにんじんは水分を多く含んでやわらかく、甘味もあります。ぜひ生で食べられるメニューで味わってみてください。
にんじん1本分のせん切りはちょっとたいへん。もしスライサーがあればあっという間で大助かり。これからの季節に何度も食べたくなる一品を、気軽にくりかえし作れるひとくふうです。
材料
【4人分/1人分52kcal】
・にんじん…1本(200g)
・香菜(パクチー)…20g
・ピーナッツ…30g
[A]
・砂糖…大さじ1/2
・ナンプラー…大さじ1
・レモン汁…大さじ1
・赤とうがらし…小1本
【1】
にんじんは3~4cm長さのせん切り、香菜はざく切りにする。ピーナッツは粗くきざみ、赤とうがらしは小口切りにする。
【2】
ボールにA(砂糖大さじ1/2、ナンプラー・レモン汁各大さじ1、小口切りにした赤とうがらし小1本)を合わせて砂糖を溶かし、にんじんとピーナッツを加えて混ぜる。
【3】
15分以上おいてにんじんがしんなりしてきたら、香菜を加えてあえる。
◎メモ ナンプラー
いわしなどの小魚を塩漬けにして発酵・熟成させた魚醤(ぎょしょう)。独特の強い風味があり、エスニック料理では味のベースとして欠かせない調味料です。日本にも魚醤の代表格である秋田のしょっつるがありますが、同じ魚醤でも風味はかなり違います。
献立の例 タイ風カレー、ライタ(ヨーグルトサラダ)
※当ページのコンテンツは、日本経済新聞 の土曜版「NIKKEIプラス1」で連載している「かんたん美味」2019年6月1日の掲載の内容をWeb記事として加筆・修正したものです。「少ない材料で、手間をかけずにおいしく!」をモットーに、2001年より、毎週1品、かんたんでおいしい料理を紹介しています。
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