季節の手作り

梅シロップ

スーパーの店頭にまるまると太った梅の実が並び始めると、「梅干し、梅酒、梅ジャム…。今年は何を作ろう?」と思いをめぐらせるだけでもウキウキしてきます。

甘酸っぱい梅シロップなら、お酒が苦手な人や子どもとも一緒に楽しむことができます。一度梅を凍らせることで実からエキスが出やすくなり短期間でできるので、初めての人でも失敗なく作れます。たっぷり作っておけば、これからやってくる夏場の強い味方に。ヨーグルトやアイスクリームにかけてもおいしいですよ。

材料【できあがり量 約400ml】
・青梅… 500g
・砂糖*… 500g

*上白糖のほか、お好みで三温糖、きび砂糖を使っても。梅の重量の6割まで減らせるが、実が空気にふれやすくなるため、初めて作るときは梅と同量がおすすめ。

【準備】

・青梅を水洗いし、水気をふく。竹串でへたをとる。
へたのついていた部分から砂糖がしみこみます。水分が入ってしまわないよう、へたをとったあとに洗うのは避けましょう。・保存袋に入れ、24時間以上冷凍する。
冷凍したまま保存しておけば、時間のあるときに梅シロップを作ることができます。

・保存瓶(容量1.2~1.5L)の内側に熱湯を回しかけるか、アルコールスプレー(食品用)をかけ、自然乾燥させておく。

作り方
【1】
保存瓶に凍った梅と砂糖を交互に入れる。発酵して中の空気が膨張することがあるため、ふたをゆるめに閉める。
【2】
冷暗所におく*1。1日1回、砂糖を溶かすように清潔な木べらなどでやさしく混ぜる*2。

【3】
5〜7日たって砂糖が溶け、実がしぼんだら梅をとりだす。汁(シロップ)は冷蔵庫で保存する。日もちは冷蔵庫で2〜3か月ほど。

*1冷暗所がない場合や気温が高い場合は、2日室温におき、砂糖がなじんできたら冷蔵庫の野菜室に移す。
*2 保存瓶のかわりに大きめの保存袋で作っても。その場合、袋をゆすって砂糖と汁を全体に行きわたらせる。

【梅シロップの飲み方】
・ 梅シロップを水や炭酸水で、4倍程度にうすめて飲む。
・ 梅シロップ大さじ1~2と牛乳200mlを合わせても。梅の酸で牛乳のたんぱく質が凝固し、とろっとしたヨーグルトドリンクのような味わいに。

※当ページのコンテンツは、ベターホームのお料理教室の受講生の方のための会報誌「Betterhome Journal」2019年5月号掲載の内容を、Web記事として再掲したものです。

ベターホームのお料理教室の受講生向け会報誌「Betterhome Journal」

「おいしいって、しあわせなこと。」をキャッチフレーズに、 料理レシピや食についての情報を掲載しています。2019年6月号の特集は「夏野菜で作る10分レシピ」。きゅうり、トマト、なすを使った手軽でおいしいレシピを紹介しています。

 

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