さわらの柚香焼き
日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」で、連載中のおすすめレシピです。
さかなへんに春と書いて、鰆(さわら)。名前の漢字からは、いかにも春の魚のように思われますが、地域によって旬は異なります。関西では文字通り春に旬を迎えますが、関東では「寒ざわら」と呼ばれ、寒くなってからが脂がのっておいしいとされます。
さわらはあっさりとした味わいで、下味をつけたり、たれをかけたりするとおいしく食べられる魚。今回は、ゆずを加えたたれにつけて焼く「柚香(ゆこう)焼き」にしました。仕上げにもゆずの皮をのせて、季節の香りを際立たせます。
焼きあがる直前にたれを塗るのは、照りよく仕上げるため。はけ、なければスプーンの背で、やけどに注意して塗りましょう。
材料
【2人分/1人分203kcal】
・さわら…2切れ(200g)
<たれ>
・ゆず…1/2個
・しょうゆ・みりん…各大さじ1
・酒…大さじ1/2
作り方
【1】
ゆずは飾り用に皮を少量そぎとり、細切りにする。汁をしぼり、たれの材料とトレーに合わせる。
【2】
たれにさわらをつけ、約30分おく。途中で上下を返す。
【3】
さわらをとり出し(たれはとりおく)、強火のグリルで両面を焼く(片面グリルの場合は、途中で上下を返す。数分長くかかる)。
【4】
たれを小鍋に移して火にかけ、半量になるまで煮つめる。さわらが焼きあがる直前に2、3回塗って、色よく焼く。
【5】
皿に盛り、ゆずの皮をのせる。
◎メモ グリルの手入れ
使い終わったら、熱いうちに受け皿と網をとり出し(やけどに注意)、湯をはっておきます。汚れが浮いたら、中性洗剤で洗います。網がこげついたときは、アルミホイルを丸めたもので軽くこするとよいでしょう。乾かしてから元に戻します。
献立の例 ほうれんそうとささみの煮びたし かぶのみそ汁 ごはん
※当ページのコンテンツは、日本経済新聞 の土曜版「NIKKEIプラス1」で連載している「かんたん美味」2021年2月13日の掲載の内容をWeb記事として加筆・修正したものです。「少ない材料で、手間をかけずにおいしく!」をモットーに、2003年より、毎週1品、かんたんでおいしい料理を紹介しています。
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