ベターホームのお料理教室

ベターホームのお料理教室 ベターホーム トップ 料理教室 地図 ベターホーム協会 お問い合わせ
料理教室 クッキングスクール 料理教室 コース 料理教室 地図 はじめての方へ 会員の方へ
幼稚園のお弁当、どうしてますか?

調査目的:子供の弁当作りは親にとって、悩みのたねです。特に、小さい子供のお弁当は「子供が 喜ぶ」「残さず食べきれる」ことが大切なので、心をくだかなくてはなりません。ベターホーム協会では弁当の本を編集制作するにあたり、お弁当作りの実態を把握するために、幼稚園児の母を対象にアンケート調査を行いました。

調査対象:埼玉県上尾市 私立双葉台幼稚園に通う園児の母259人。(双葉台幼稚園は週1回だ けお弁当の日を設けている)

子供の年齢:
4歳5歳6歳合計
58人123人78人259人


調査時期:1997年1月

調査方法:園児の母が幼稚園に集まる機会にアンケート用紙を配布し、その場で回収しました。



※ 以下の表の数字はすべて%です。

1. あなたの子供が好きなお弁当のおかずは何ですか?(複数回答)
「嫌い」と答えた人
(1)ハンバーグ73.72.7
(2)おにぎり73.0
(3)肉だんご55.61.5
(4)スパゲティ50.24.2
(5)カレー44.83.0

※ 予想されたとおりの定番料理が並んだ。この5点は普遍的な人気料理といっていいだろう。
※ これらを「嫌い」と答えた人も少なく、圧倒的な人気である。
※スパゲティ、カレーなど意外なものも人気がある。

2. あなたの子供が嫌いなお弁当のおかずは何ですか? (複数回答)
「好き」と答えた人
(1)野菜の煮物40.112.0
(2)煮豆37.719.0
(3)ポテトサラダ24.715.8
(4)マカロニサラダ20.518.5
(5)春まき17.013.5

※(1)(2)の「野菜の煮物」「煮豆」に人気がないのは、残念。「和」ものは不人気か。
※(3)(4)に「ポテトサラダ」「マカロニサラダ」がきているのは意外。野菜系は人気がないということか。しかし、「好き」と答えた人も同程度にいるので、サラダは好き嫌いが別れるといってもいいのかもしれない。

3.あなたの子供が好きな材料は何ですか?(複数回答)
「嫌い」と答えた人
(1)ウィンナ・ハム76.82.3
(2)くだもの58.31.9
(3)とり肉54.82.3
(4)たまご53.74.2
(5)ひき肉53.31.5

※ 子供が好きなものの定番が並んだ。
※ 親にとってはこれらの材料は料理方法もだいたい決まっているし、子供も喜んで食べるから、つい使ってしまう材料。それが、マンネリのもとでもあるのだが。
※ 好きなもの上位5位に野菜がひとつも入っていないのは、残念だ。

4. あなたの子供が嫌いな材料は何ですか?(複数回答)
「好き」と答えた人
(1)ピーマン45.234.4
(2)ほうれんそう39.013.1
(3)トマト30.930.1
(4)青魚26.66.2
(5)にんじん17.825.1

※ 嫌いなものに体にいい、子供に食べさせたいものばかりが並んで、親にとっては頭の痛い結果だ。
※ これらの食品は子供が喜んで食べないから、つい親も使うのを敬遠しがちになるもの。このあたりの食品をじょうずに食べさせるのが、腕の見せ所でもあるのだが、なかなかむずかしい。嫌いなものを詰め込んだのでは子供にとって、お弁当が楽しみではなくなってしまうからだ。
※ ただし、ピーマン、トマトなどは嫌いな子もいる一方、好きな子も同じくらいおり、にんじんは好きな子の方が多い。子供の場合、好き嫌いが一定していないので、「子供はこれが嫌い」と決め付けない方がよさそうだ。

5. お弁当作りにどのくらい時間がかかりますか?
(1)当日の朝に20〜30分39.2
(2)当日の朝に10〜20分26.7
(3)前日の夜に10〜20分、当日の朝に10〜20分12.5
(4)前日の夜に20〜30分、当日の朝に10〜20分7.3
(5)その他14.3

※ 当日の朝に手早く作ってしまう(1)(2)の人が、合わせて65.9%と多数派。前日にある程度用意をしておく人が合わせて19.8%。
※ 小さいお弁当ひとつとはいえ、これだけ時間がかかる。その上、朝は朝食のしたくもしなければならないのだから、楽ではない。お弁当作りはスピードアップや効率化も大きなテーマである。

6. お弁当で苦労するのは、どんなことですか?(複数回答)
(1)マンネリにならないようにすること57.5
(2)おかずの彩りをよくすること45.9
(3)子供が喜ぶおかずを考えること43.6
(4)栄養のバランスをとること33.6
(5)食中毒を起こさないようにすること23.9
(6)ちょうどいい量にするのがむずかしい20.8
(7)味のとりあわせをよくすること15.8
(8)詰め方13.1

※ お弁当を作っている人なら誰でも思い当たる悩みの数々で、みな共感することばかりだろう。お弁当作りのむずかしさと、少しでも子供の喜ぶものを、と考えている親の気持ちがよく出ている。
※ 突出した数値はないものの、マンネリ化が苦労のナンバーワン。特に幼児はし好の幅が狭いので、使う材料も限定され、いつも似たようなお弁当になってしまいがちだ。少しでもヒントがほしいところだろう。

7.お弁当を作るのはあなたにとって?
(1)できれば作りたくないが、やむをえない44.4
(2)楽しいけれど、時々休みたくなる37.2
(3)楽しい14.0
(4)苦痛2.4
(5)無回答2.4

※ 親の本音はこのとおりであろう。この調査の対象とした双葉台幼稚園はお弁当の日は週に1回。週に1回だけでもこれだけ負担に思えるのだから、毎日となったらさらにたいへんだ。苦痛を軽減し、「楽しい」と思える部分をもっと増やすためには、それなりのノウハウを蓄積することではないだろうか。


Copyright (C) 1999-2022 Better Home Association. All rights reserved.
ベターホームのお料理教室クッキングスクールのご案内