テリテリに仕上げるには?
脂がのったブリにこってりと甘辛味をつけた照り焼きは、正月料理から日々の弁当にまで幅を利かせる一品。そのおいしさを引き立てるのは、やはりつやつやとした照り。でもタレがうまく絡まないと、白っぽくなって、見た目も味も今一つです。
おいしそうな色と香ばしいにおいは、しょうゆに含まれるタンパク質と砂糖やみりんの糖分を十分に加熱することによってできます。
そのために、ブリを焼き、いったんフライパンから取り出して、調味料を入れ煮つめるのです。このとき、ブリから出た余分な油はふきとっておきましょう。油は、ブリと調味料とをからめるときの妨げになるからです。
煮つめ過ぎると、カラメル状になった調味料がこげて苦味がでてしまいます。中火で調味料が全体に泡立ち、とろみがついたところで火は止めましょう。
最後に、きつね色になったたれにブリの身をからめます。照り焼きの工夫はサケや鶏肉でも同じ。お好みの素材でおいしく作りましょう。 |