カリッと焼き上げるこつ
ガスコンロにあるグリルを上手に使いこなすのは結構難しい。冷たいまま網を取り出して材料を面いっぱいに並べ、受け皿にはたっぷりの水を注いで肉や魚を焼いたことはありませんか。べっちゃりとなった素材がグリルに付き、うまく仕上がりません。あらかじめ熱しておくこと(予熱)と水がポイントです。
網が冷たいままだと、失敗例のように見た目も悪くなります。コンロ内を十分に熱しておくと、素材の表面が焼き固められて、身崩れも起こしにくいのです。うま味も逃しません。
受け皿の水にも、適量があります。落ちた油が燃え出したり、こびりついたりするのを防ぎますが、多すぎると蒸し焼き状態になりカリッと仕上がりません。焼き上がり時になくなる程度が量の目安。アジ2尾ならカップ4分の1程度、サンマ2尾ならカップ3分の1程度です。
グリルはコンロと違い上から加熱します。魚は盛りつけ時に上になる方を最初に上向きにすると、見栄えもよくなります。ひと工夫すれば煙も汚れも少ないグリル料理。手軽に活用しましょう。
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