秋から冬にかけてが最盛期
魚介類を生で食べる習慣のない欧米でも、かきは例外。海辺の都市の多くに、生がきの味を競うオイスターバーがあり、冬の楽しみのひとつになっています。日本では9月半ば過ぎから真冬にかけてが最盛期です。
かきの魅力は、何といっても、あのつるっとしたのど越しと独特のうまみ。「海のミルク」と呼ばれるほど栄養価も高く、100g中の亜鉛含有量は、食品中トップ。ほかに、ビタミンEや鉄、不飽和脂肪酸など栄養素がいっぱい詰まっています。
むき身のかきは、ふっくらと盛りあがり、光沢があるものを選びましょう。生食用、加熱調理用と表示して売られているので、料理に応じて使い分けます。殻付きは、口がぴったりとしまった生きているものを。殻のふくらみがあり、持ってみてずっしりと重いものがよいといわれています。
使うときには、まず水カップ1に塩小さじ1の割合の塩水で混ぜるように洗い、真水で2〜3回水をかえて洗います。酢がきなどにして生で食べるときには、塩の代わりにだいこんおろしの中で洗い、そのあと水で洗うと、きれいに仕上がります。
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