とぎ方が決め手
毎日食べているご飯。きちんとといだつもりでも、注意しないと逆にご飯をぬか臭くしてしまう結果になりかねません。
袋や米びつから出した米粒は乾燥し、表面にはまだ多くのぬかが付着しています。じっくり水に浸したりすると、溶け出たぬかの成分が米粒の中に吸収されてしまいます。ぬかは臭いや黄ばみの原因になり、腐敗しやすく、痛みも早くなります。
蛇口から勢いよく水を出し、軽くかき混ぜたらすぐ水を捨てます。最初の水は洗うというより「うがいの一杯」と考えてください。
水を切った後はとぐ作業です。20〜30回(米3合程度の場合)、押すように米粒同士をこすり合わせます。すすぎととぎを2、3度繰り返すだけで、米は思ったより多くの水分を含むます。その量は浸水中に米が吸収する全体量の約半分。汚れた水はさっとすてましょう。
といだ後は、約30分水につけてください。きれいな水が中心部まで入り込み、炊き上がりもふっくらとします。お米だって、身体の汚れをきれいに洗い流す方がうれしいでしょう。 |