粘り加減もしょうゆしだい
納豆は、みそ、しょうゆと並んで古くからある発酵食品。「畑の肉」とも呼ばれる大豆が原料でもあるのはみなさんもご存知でしょう。日本人の健康に貢献してきた食物の一つです。
納豆の魅力は、何といっても大豆に含まれる豊富な栄養分。良質なタンパク質や疲労回復に効き目があるビタミンB1、現代人が不足しがちなカルシウムなどです。また、腸の掃除をし、コレステロールを低下させる作用もあります。納豆菌の作用で消化も促進され、栄養分の吸収率が大豆を煮豆にした場合の1.5倍に高まります。
ところで納豆の粘りの成分はしょうゆが大の苦手。粘りが好きな人は、まず十分に混ぜて粘りを出してから加えましょう。粘りを出したくないときは、早めに加えるとよいでしょう。
日持ちすると思われがちの納豆ですが、意外においしい期間は短いのです。パックの中でも納豆菌は生きているので、あまり長く置いておくとタンパク質の分解が進みすぎて、香りの一部がアンモニア臭に変わってしまいます。購入したらできるだけ早く食べてしまいましょう。
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