風邪の予防にカロテン
ニンジンやブロッコリー、ほうれん草などに多く含まれるカロテン。体内でビタミンAとなり、のどの粘膜を強くする働きがあります。ただし、生のままのニンジンなどを食べても、カロテンは体に10%程度しか吸収されません。
野菜いためにニンジンを加えると、油がオレンジ色になることにお気づきですか。これがカロテン。油に溶け出す性質があり、体内でも脂肪とくっついて取り込まれます。油でいためたときのカロテンの吸収率は、生の5〜7倍にもなり効率よく摂取することが出来ます。
いためるだけでなく、例えば、油成分の多いドレッシングやマヨネーズであえたり、肉、魚など油脂を多く含む食品と組み合わせても、カロテンの吸収率は高くなります。
風邪をひきそうなったらニンジンの出番です。カロテンを多く含む緑黄色野菜は風邪の天然予防薬。食卓をカラフルに演出するよう心がけながら、たっぷり有効にとりましょう。
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