バターの壁
好みの具をはさんで作るサンドイッチ。食べるまでに時間を置いても、おいしく食べられるのは、パンに塗ったバターのおかげです。
サンドイッチにはレタスやキュウリやトマトなど、水分をたくさん含んだ野菜を使うことがよくあります。それを直接パンではさむと、パンが水分を吸収して、べちゃっとした仕上がりになってしまいます。
そこでバターの登場です。はさむ面に塗っておくと「防水壁」の役割を果たし、パンのふわふわ感をしっかりと保ってくれるのです。同時に、コクのある風味でサンドイッチのうまみを増す働きや、具がポロポロと落ちるのを防ぐ接着剤の役目もしてくれます。
具材にも一工夫しましょう。野菜類は、はさむ前に軽く塩を振ってしばらく置き、浸透圧を利用して、余分な水分を出しておきます。また、完成したサンドイッチは重ねて、その上に平らなものを置き、軽く重しをしましょう。15分ほどで、パンと具材がよりなじんできます。お弁当やパーティーにも大活躍する一品です。
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