うまみをいかして
煮物によく使われる干しシイタケ。うまみ成分のアミノ酸が豊富で、香りと深みのある味わいが特徴です。このシイタケを戻すとき、たっぷりの水に長時間浸しっぱなしにしていませんか。これでは、水に溶け出しやすいアミノ酸を逃がしてしまいます。
さっと水で洗ったあとは、シイタケ全体がちょうどかぶる程度の水を入れ、さらに上から皿などを乗せて浮かび上がらないようにしてください。浸す時間は、夏場なら水道水で20分、冷たい水で40分ほどが目安です。しっかりと水分を含み、うまみ成分が残った状態となります。
ぬるま湯を使うと早く戻りますが、うまみ成分も溶け出しやすくなります。煮汁を一緒に使わない料理や干しシイタケに味をしっかりと残しておきたい料理では、避けましょう。
干しシイタケは保存期間が長く、生シイタケよりビタミンB2が豊富。ビタミンB2は不足すると肌荒れを起こすといわれています。カサカサ肌の干しシイタケですが、人のすべすべ肌を保つには必要なものなのです。
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