うまみを包み込む
ごちそうというイメージがあるビーフステーキですが、実は短時間に仕上げられる簡単料理です。ただ焼きすぎて固くなったり、生焼けだったりと焼き加減は難しいですよね。
まず、フライパンをよく熱し、片面を強火で焼き上げます。外側のタンパク質をしっかりと固めることによって、うまみ成分を含む水分が外に出るのを防ぐことができるのです。焼き色がついたら中火にし、好みの焼き具合になるまで火を通します。裏面も同様に、強火で固め、あと中火にします。裏返しはこの一回。繰り返すと、肉汁が出て固くなるので注意してください。
また焼く前の肉が冷たすぎると、中心の温度がなかなか上がりません。焼く20分前には室温の状態に置いてください。さらにうま味を逃さないため、焼く直前に調味しましょう。塩を振って長く放置すると、うま味成分が外に出るし肉が締まって固くなるのです。
肉にナイフを入れたときのジューっというダイナミックな音こそが肉汁たっぷりな証拠。そのおいしさを十分に引き出すようステーキを焼きましょう。
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