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手作りパンの道具

はかり・計量カップ・計量スプーン
はかりは、目盛りが大きく、小さな単位もきちんとはかれる500gか1kgばかりがおすすめです。
計量スプーンで粉をはかるときの大さじ1、小さじ1は、すりきり1杯のことです。1/2は、すりきり1杯から半分除いてはかります。

液体の大さじ1(15cc)と小さじ1(5cc)はこぼれるすれすれ。計量カップは平らなところに置いてはかりましょう。ちなみにバター大さじ1は約14g、実際に計量スプーンではかるのではなく、200gのバターだったら縦半分に切ったものを1.5cm厚さに切ったくらいになります。

こね板
こね板は生地をこねたり、のばしたりするのに使います。
また、のばすときには大きめのまな板やきれいにした調理台などでも間に合います。

めん棒
生地をのばすのに使います。めん棒は、木製の大(長さ約45cm)と小(長さ約25cm)が1本ずつあるとよいでしょう。
ある程度の重さがあるほうが、使いやすくて便利です。

ボール
ステンレス製か耐熱ガラス製のボールを用意します。
パン生地をこねたり、発酵させたりするのに使うので、大きくて、しっかりしたものを選びます。直径24〜27cmのものを、最低2つはそろえておきたいものです。そのほかに、材料を計ったりするのに、小さめのものがあると便利です。

スケッパー
パン生地を切り分けたり、こね板についた生地をとるのに使います。
パン生地は、手でちぎるといたむので、スケッパーを使います。

ケーキクーラー
焼きあがったパンをケーキクーラーにのせて、あら熱をとります。
盆ざるなどでもかまいませんが、グリッシーニやナッツコーラパンなど、長くてまっすぐに仕上げたいパンの場合は、カーブのない網が必要です。

オーブン
オーブンには、一般の家庭で多く使われているオーブンと電子レンジが一緒になった電気オーブンと、大型のガスオーブンなどがあります。どのタイプのオーブンでも取り扱い説明書をよく読み、正しく使いましょう。また、それぞれのオーブンごとにくせがあります。温度調節ダイヤルはひとつのめやすにすぎません。

焼き色は必ず自分の目で確かめ、使うたびにレシピと照らし合わせて、焼きあがりの色や時間、焼きムラなどをメモしておくと、だんだんに使いこなせるようになるはずです。オーブンは原則として、使う前に必要な温度にしておきます(機種によっては必要ないものも)。また、生地を出し入れするときや、途中で焼き色を見るときなど、扉の開閉はすばやくして、庫内の温度が下がらないようにします。

レシピや写真の無断転載はお断りします。 写真の著作権は各カメラマンに属しています。  撮影/柳田隆司、黒部徹